7月27日、GAFAの1社であるGoogleが同社製スマートフォン「Pixel 6a」を販売しましたので購入しました。
Pixel6シリーズは、大画面の「Pro」とノーマルサイズの「無印」。そして、今回の廉価版「a」です。
ばるです。
実は、先日にKDDIで大障害が発生した際に持っているSIMがメイン・サブ機ともに「KDDI」でした。
さらにメイン機は「UQ mobile」だったので復旧が優先されず、3日ほどまともに使えませんでした。
ただ、メイン機は仕事関連のLINEや電話などあまり設定を変えたくありません。
サブ機のSIMを変えようとしたのですが、こちらは家電も務めているので交換できません…。
なので、IIJ mioをサブ回線として稼働率を上げようとしました。
今回(7月中旬時点)で、7月31日までに購入すると数量限定で「Pixel Buds」が無料ということもあり
またワイヤレスイヤホンが増えて
草生え散らかしています。
おまえ何台持ってるんだよって話ですよね。
こちらは「自立」しませんが、昔の「たまごっち」を思い出すようなスタイルでかわいいです。
Amazonのワイヤレスイヤホンとどっちがいいか聞き比べしないといけませんが、
残念ながらこの「Pixel Buds A-Series」はノイズキャンセリングがありません。うーんこの。
では本命のPixel6aです。
箱です。中国製あるあるの、薄汚い袋に入ってきました。
Apple製品だと取り出しやすく、つぶしやすい箱に入ってきましたが、こちらは普通の段ボールでした。
箱はシンプルで印刷も極力控えた感じ、ですかね。
本体は背面を見せた状態で入っています。youtuberではないので、色は安定の白です。
背面はガラスっぽいツルツルした触り心地。側面は、これまでのPixelらしいプラスチッキーな感じ。
今回のPixel6aは、無印から変更された点として
・カメラ性能がダウングレードされた(広角カメラが50MPから12.2MPに下がった)
・メインメモリが8GBから6GBに減った
・ディスプレイのリフレッシュレートが60FPSのみ( 無印は最大90FSP、Proは120FPS )
・充電速度が最大18Wと遅くなった( 無印は30W充電の高速充電が可能 )
・ディスプレイサイズが6.1インチに( 無印は6.4インチ )
その代わりに、CPUは無印同様「Google Tensor」を積んでいます。
また、スペックダウンしたので本体も無印から30g近く減量して170gになっています。
画面も小さくなったので携帯性もアップしたと思います。
本体右側面は、上から電源ボタン、音量ボタンです。
個人的なBADポイントなのですが、なぜに電源ボタンが音量ボタンより上に配置されているのか。
手が大きい人なら問題ない、けど体格の小さい日本人ではこの配置はNGな人が過半数だと思います。
あと、ボタンを押したときの感触が明らかに「これすぐ壊れるやつ」という感じでした。
カメラですが、Pixel6ではかなりの出っ張りがあったものの、スペックダウンでかなり薄くなったので
Pixel6aでは気になるレベルではありません。存在感はものすごく強くて一発で機種が特定できるレベルです。
本体底面はスピーカーと中央にUSB TYPE-Cです。本体は電波を通すためのスリットが目立ちます。
現物しか見たことがありませんが、このスリットを本体色に合わせて塗装しているのは
「Xperia 1 iii」しかみたことがありません。
本体左側面は、SImスロットのみです。ここも例によってスリットが目立ちます。
SIMスロットは、nanoSIMのみ。MicroSDスロットはありません。
Pixel6aはDSDS( デュアルSIM デュアルスタンバイ )が利用できます。物理とeSIMの組み合わせですね。
今回はメイン回線を「au」に。サブ回線を「IIJmio」のeSIMにしています。
本体上部はなにもありません。
付属品を確認していきましょう。
付属品は、USB TYPE-Cケーブル、TYPE-A to Cの変換器、SIMピンと紙です。
充電器を廃した環境優しいパッケージ…。というべきなのでしょうか??
セットアップはいつものAndroidなので簡単です。
実はXperia 5 iii ではできなかったUSBケーブルでつないでデータ移行もできるみたいです。
今回はニアバイシェアを使ってコピーしました。引継ぎもだんだん簡単になりましたね。
ちなみにフロントカメラは画面上部のど真ん中にあり、パンチホールタイプになっています。
発売前だったので数が少なかったですが、画面保護シートと保護フィルムも購入しました。
画面保護シートはサポートつきで貼りやすかったです。ただ、画面内指紋認証が鈍くなったような…
ケース強烈な悪臭(イカくさい)があったので速攻で捨てました。
Amazonレビューにも苦情書いたので同じものを購入する方が増えないことを祈って…
ではここからは使ってみた感じのレビューです。
■発熱
無印やProで指摘されていたTensorの発熱問題は解消されていません。
初期設定中でもホッカホカになるレベルで、ゲームをすると触れないくらい発熱します。
ケースに入れて運用したいのですが、熱暴走しないか不安でしかないです。
■画面内指紋認証
Androidでは普及してきている画面内指紋認証機能ですが、Mi note10 Liteで体験しているのですが
Pixel6aはそれよりも認証精度が悪く、認証してから画面が開くまでが非常に遅く感じています。
あとフィルム1枚介すだけでもかなり制度が悪くなりますが、フィルム貼った後に再登録で少しマシに。
この辺は、Samsung製品や中華の有名メーカーに劣っている感じですね。
■カメラ
カメラについては何枚かとってきましたので。今回はXperia5iiiと比較です。
Xperiaはプログラムオートです。Pixel6aはその下に貼りますね。
Xperiaは暗いところは本当に暗く、明るい部分はよく映してくれる、目で見たまま。そんな気がします。
補正すれば、もっときれいに映るとは思いますがとりあえずはオートで撮ってみました。
Pixelは補正が自動的に入ってかなり明るくなりますが、かなり不自然な感じですね。
ナチュラルに映したいというのであれば、Xperia最強だと思います。
Pixelの推しの1つでもある、被写体を隠す「消しゴムツール」はまだ試していませんので
1週間仕様レビューにても記載しようと思います。
Google Tensorは、Samsungで製造されたGoogle自社製のCPUで、
今までQualcomm製かMediaTec製の2択だったのが自社製で囲い込めるようになった感じですね。
ただ、CPUに関してはM1チップがブッチギリすぎるのでめちゃくちゃ良いわけではないですかね。
今回のベンチマークは、メイン機種の「Xperia5iii」に搭載のQualcomm製SnapDragon 888 5Gです。
計測はAntutu v9.4.3です。
ほぼほぼ顕色無い、そんな印象でしょうか。ウマ娘は12人レースでも問題ありません。ご安心を。
メモリが6GBなので、キングスレイドは高品質で遊べませんが、たいていのゲーム破壊的に動くレベル。
また、ブラウジングに関しても何の不満もないレベルで操作できます。
続いてバッテリーの充電速度について。こちらもAntutuで計算しています。
今回は50%から70%になるまで充電を開始しています。
使用機材は、Digiforceの30W充電器です。65Wに差し込むとエラーで充電できませんでした。
最初は16w充電で行けていましたが、最終的には12Wで安定して充電されていました。
というか、Antutuにこんな機能があったんですね…もっとちゃんと見ておけばよかったと後悔しています。
バッテリーの充電設定を入れているので、その影響で充電速度が低下している可能性はありますね。
■スピーカー
こちらはもうXperia5iiiに完敗ですが、そもそもスマートフォンのスピーカーで音を聴きませんので、
ここは多少悪くても…いいんじゃないでしょうか(投げやり)。
実は、周囲の音楽を聴きとってデータベースから曲を特定する機能があります。
店内で流れている曲を聴いて「もっと聞いてみたい」という時に便利かもしれませんね。
なぜかTOKIOの「KIBOU」を認識しないんですよね。謎です。でも同じような機能のアプリありますよね。
■総評
5万円台というミドルコスパながらも、Tensorを搭載して力強い点は評価できるものの、
同価格帯であればXiaomiやMoto、RealMeなど中国勢の低価格高スペックスマホがあふれている現状で、
特筆できそうなのが「Google純正」「アップデートサポートが最速」「5年間サポート」「Tensor」くらい。
カスタマイズ性、そして動作の機敏さはXiaomiやMotoのほうが圧倒的だと思います。
消しゴムツールも、最初は物珍しさに使うかもしれませんが、それもいつまで使うかです。
影などは消しきれず不自然な部分が残りますが、手軽に「余計なもの」を消せるのはいいかもしれません。
個人的なNGポイントとしては、右側面の電源ボタンが音量ボタンの上に配置されている点です。
電源ボタンが遠くて、持ち方を変えないと推せなくなってしまうのは正直どうかと思う。遠くて押せない。
もう1つは発熱です。ゲームをしているだけでもすぐに発熱して、低温火傷するレベル。
Pixel時代に言われていたものを修正せずに出してくるのはどうなのかと。Xperia5iiiも割と発熱しますが…。
初期設定で発熱した時は不良品を引いたのかと思いました。
最後はスクリーンショット撮影時の音です。スクリーンショットって画面内の撮影ですよね。
なぜ音を出す必要があるんですか?
なぜ、音量を調整することはできないんですか?
ここは意味不明です。盗撮される可能性があるから、ならまだ分かりますけど画面内の写真ですよね…
ということで、Pixel6aの初回レビューでした。
次回は1週間程度利用して気になる点が増えてきたら使ってみた感想を書いてみたいです。
以上です。おつかれさまでした。
なお、過去最高の4200文字を突破しました。やばい。