時代に逆らうかのように生きる男。どうもです。
10月26日に新作iPadが発売されます。全iPadからあの「Lightning」が廃止、USB TYPE-Cに統一されます。
「やったじゃん!ほしい!」と思ってストアページを開きましたが…どうでしょう?
これをみて、新作iPadをほしい!と思った方は相当なんじゃないかな、と思いました。
同じ64GBなのに、CPUがすこしだけパワーアップ。ホームボタン廃止のフルディスプレイ化。
色が増えてカメラがちょっと進化。それでお値段20000円近くアップ。
円安の影響だとしても、さすがに高すぎませんかね…。即ポチした人は訓練されてるんだなってレベル。
そう思っていたら、第9世代をポチっておりました。
おまえProもってんじゃねーーか!!
は、いったん置いといて。
今回、iPadを購入した目的はいくつかあります。
・iOS向けアプリ作成用
・Youtube視聴専用機
iOSアプリの作成をやってみたいと思いまして、万が一クラッシュして起動しなくなってもいいように
無印のiPadを用意することにしました。バックアップも取ってますし、iTunesからのリストアも可能です。
でも、それをiPadProでやりたくなかったんですよね。
もう1つは、iPadPro購入時に手放したタブレットが多くて、youtube再生専用機がなくなったことです。
用途としては非常にもったいないのですが、夜はアームに装着してごろ寝用にしようかなと。
今回も事前にケースとフィルムを購入しておきました。
箱の外観
Apple製品らしいというか、無駄な印刷を省いた極力シンプルなデザインですね。
それなのにやたらと高級感が溢れます。iPadProの時もそうでしたが、Apple製品の箱は高級感漂いますね。
内容物
内容物は以下の通りです。
・iPad 9 本体
・Lightningケーブル
・20W充電器
・紙類
iPad製品はこれが最後の「Lightning製品」になりました。USB2.0相当の転送速度からついに解放されます。
充電速度はiPadPro同様に20W充電です。そこそこなスピード。Androidだと30W以上が普通ですね。
付属の紙類は、簡易説明と規約云々、そしていつものリンゴシールです。
このシール、いつも売却時の価格維持で控えているのですが使う方はいらっしゃるのですか??
iPadシリーズでは最後の「Lightning」ケーブルです。
iPhoneもそうですが、今後はTYPE-Cに統一されていくのでしょうか。
転送速度はUSB 2.0なので、大容量動画の転送や楽曲の転送には時間がかかるので、そこは注意。
ピントがどうしてもあわなかった充電器。20Wと書いています。
しかし、20W充電クラスの充電器は大量にあります。なので、このまま箱に戻しておきました。
iPadProと比較
手元にあるiPadPro11と比較してみました。今回もスペースグレイにしています。かっこいいし。
見ての通りですが本体サイズはほぼ同じです。Proがフルディスプレイなのに対し、
無印は上下に2cm弱のベゼル枠があるのでその分サイズアップしている感じですね。
第10世代はこのベゼルがなくなったので小型化しています。
カメラも1つになりました。タブレットで写真撮影することなんてないので全然気になりません。
1つあるとすれば、フラットなので落としたときにカメラが割れるということはなさそう。
iPadProのカメラは保護フィルムを張っています。
一緒に買った製品
先ほども出てきましたが、「NIMASO」の2枚入りガラスフィルムを購入しました。
タブレットになると、1枚のサイズが大きいのでもたもたしていたらゴミが隙間に入ってしまいます。
そのため、調整が不要なガイドがあると非常に楽ですよね。精度に関しては…ぶっちゃけ微妙でした。
ケースに干渉するようならば張り直し…でしょうか?
保護シートを張っていて思ったのが、中央部の気泡を抜こうを押さえた時に、画面端に気泡が入りました。
画面が少し撓むのかもしれません。iPadProやXiaoxinPadでそんなことなかったんですけどね…。
本体外観
正面
正面には太めのベゼルとホームボタンがあります。ホームボタンは指紋センサー兼任です。
上部の極太ベゼルにフロントカメラがあります。FaceIDは非対応です。
右側面
右側面には音量調整ボタンがあります。それ以外はないシンプル極まりない側面です。
左側面
左側面はキーボードとのドッキングポートがあります。
こちらもシンプル極まりないつくり。Wi-Fiモデルなので、SIMスロットはありません。
下部
スピーカー2つと、中央にLightningポートです。スピーカーは横持ち時、モノラルになるので注意です。
スピーカー音は良くも悪くも普通ですが、値段相応というか2万円台のAndroidタブレットよりは全然良き。
上部
上部には今はほとんど見かけないイヤホンジャックと電源ボタンがあります。
触っていて思ったのがアルミ製なので傷がつきやすそう、取り扱いには注意が必要だと感じました。
Apple製品は資産価値が高く、中古価格が落ちにくいので傷付けずに使い続けたいんですよ。
Antutu Benchimark
AppleStoreでダウンロードできるバージョンで実行しました(左がiPad 9、右がiPadPro11 Gen3)
iPadProのM1は、2倍以上のスコア差をたたき出していますメモリは2倍以上積んでいるのでそこが強み。
グラフィック性能だけでも純粋に強いですね。
ただ、iPadもその辺のAndroidタブレットを凌駕するものです。十分といっていいものかと。
CPUといえば、Qualcommの「SnapDragon 8 Gen 2」がM1相当の性能のようですが、
Appleはその前にM2を出してしまいましたので、性能はAppleが先行している感じになりますね。
メモリ(RAM)が3GBしかないところ、CPUが数世代前のA13というところからも
廉価版だということがよく分かりますね。
3D Mark
20回の連続スコアを算出したものです。双方、発熱の影響なのかFPSが落ちています。
双方、ベンチマーク終了時はホカホカで、サーモがないので計測が出来ませんが
無印は低温火傷するレベルだったので40度近くあったのかと。ずっと触っているにはつらかったです。
ただ、少し放置しているだけで冷えていたので放熱性能はかなり高そうです。
充電について
充電は20Wで充電されていました。65W充電器につないでも20Wなので、それ以上は無理なようです。
画像はほぼ満充電に近かったので充電速度が落ちてきているところでした。
放電について
音量50%で1時間ほどyoutubeを再生してみた限りでは「98%」⇒「87%」でした。
バッテリーはそこそこ持ちそうな気はします。まだ購入して間もないので、しばらく様子見でしょうか。
ゲームに関して
プレイしているのは「ウマ娘 プリティーダービー」しかないのですが、動かしている限りは問題なさそう。
ウマ娘はどんなにスペックがよくても、フレームレートはUI関連以外30FPSっぽいので
よほど低スペックではない限り固まることはなかったです。
バッテリー消費量は、30分プレイで「86%」⇒「79%」でした。1育成で5%程度なら電池持ちはいいのでは。
ただ、「Make a Newtrack」シナリオのラストレース、トゥインクルスタークライマックスシリーズで
フルメンバーでレースをしますが、「高画質」設定で雪天候+モブなしだと全員映ると
少しだけフレームレートが低下するところがありました。
気になったところ
Lightningケーブル
上げるとすれば第一に「Lightning」ケーブルであるところです。
正直、第10世代から廃止されるし、今更ギャーギャー言うつもりもありません。
それにケーブルの本数が増えてわちゃわちゃして困るのも最初だけでしょう、そのうち慣れます。
キーボード
上がiPad、下がiPadProです。画面サイズもあるとは思うのですが、配列が共通でないのが気になります。
両方ともおなじApple製であるのに、統一できなかったのか?という疑問は残ります。
スピーカーがモノラル
縦持ちだと、スタンドにおいてスピーカー部分が塞がれると音がこもる、
横持ちした時に右側からしか音が出てこない、という状態になってしまうことでしょうか…。
リフレッシュレートが60Hz
廉価版ということで、画面のリフレッシュレート(秒間当たりの更新回数)が60固定です。
昨今のスマホは、90Hzや120Hzが普通でそれに眼が慣れてしまうと60FPSはつらいです。
この辺りも廉価版だから60FPS固定で費用を押さえているんでしょう。
よかったところ
第10世代が眼中にも入らないくらいのコスパ
64GB、フルディスプレイ、USB TYPE-CとちょっとしたCPUのアップグレードを行った第10世代。
2万円近い値上がりを加味すれば、第9世代のiPadのほうがコスパ面で大きく優れていると思います。
正直、1万円差でもこちらを選ぶほうが財布にも今後にも優しいと思います。
Amazonで第8世代の整備済み32GBがありましたが、なぜか64GBの当品より高いという…。なぜ。
Antutu60万点クラスのAndroidタブレットになると、やはり5万円台以上になってきます。
さらに、CPUやハード、各種メーカーのつくり込み次第では怪しい挙動を起こしたりもします。
しかし、iPadはApple社純正。OSや基本ソフトも自社設計。iPadProを約半年使っていますが、
iPadOSが絡むクラッシュやフリーズは1回もありません。そこも強味なんだと思います。
iPadも買ってみれば値段相応のスペックなので「高い、高い」言ってた頃がバカらしく思えてきますね。
古臭いデザインが逆にまたいい
極太ベゼル、ホームボタン、パンチホールではないフロントカメラ。
フルモデルチェンジしてこなかっただけにデザインは古めかしいようにも見えますが、
ベゼルが大きいことで少し掌が触れることによる誤動作することがありません。
また、SE所持時代から思っていたのですがホームボタンを押した感触がクセになるんですよね。
なので、これはこれでまたよし。だと思っています。
まとめ
今回の第9世代は、「とにかくコスパを求めている」「Lightningでもいい」という方向けです。
第10世代の値段がかなり高額であるが故に、Appleも第2の選択肢として第9世代を残したのでしょう。
スペックやフルディスプレイを求めている人は、とっくにAirやProを購入しているはずですから。
そういう風に感じ取れました。
購入した感想としては、圧倒的な安定感と安心感。そしてブランド力の強さに驚かされます。
Androidは他社任せな部分が多いので、当たり外れが非常に大きいんですよね。特にタブレットは。
動作についてはウマ娘もほとんど問題なく動きますし、スクロールも指に吸い付くように反応してくれます。
買ってよかったなーと思った反面、アプリ作成の人柱に使うのがもったいなく感じてきました…。