アサシンクリードやウォッチドッグス、レインボーシックスシージで有名なUBISoftが
満を持してリリースした海賊アクション「SKULL AND BONES(以下、スカボ)」
何度も開発期間が延期し、ついに発売したのは皆さんご存知の通り。
私も、一繋ぎの…じゃない。世界中に眠るお宝探しや、海賊王になれるゲームがしたかったのです。
本作は、リアル版の「ワンピース」になれるのでしょうか??
日本では、発売直前のオープンβテストでプレイできるようになり…ようやく全貌が見えましたね。
実際にプレイしてみて、この作品に対するポテンシャルは感じられましたか?
今回は個人的に4時間ほどプレイした感想を述べたいと思います。
結論から。
人がおまけのゲームなので。
ストーリーはいまのところ、ワクワクすることはありません。スカーロックのお使いです。
オープンワールドなので探索要素はありますが、その要素も宝の地図くくらいしかありません。
そして、メインの海戦もただ戦うだけで乗り込んでの戦闘は演出のみ。もう一度言います。
人がおまけのゲームなので。
(よし!!乗り込むぞ!、あれ?演出だけ?となった人はゼロではないはず。)
マップは特定のエリアでしか降りられず、採取は船上から。ほぼ船内活動になってしまいます。
アサシンクリード3~4をイメージした人にとっては非常に残念な出来になるでしょう。
しかもUBISoftのゲームなので、GTAやTESみたいな大型MODはおそらく誰も作らないでしょう…。
<<不満点>>
■ファストトラベルにお金!?
一番驚いたのは、ファストトラベルにゲーム内通貨が必要になります。
ゲーム内課金があるわけでもないのに、
自分の船で移動するのになぜお金がかかるのですか?
また、停泊中以外はファストトラベルできません。え?
(船を降りる、と表示されるエリアからでないとファストトラベル出来ない仕様)
また、いわゆるチート系がBattleEyeによって監視されています。
Trainerももちろん監視されているでしょう。どこでもファストトラベルができないのは正直辛いですね。
■3D酔いする
船を操作するゲームなので、それなりに覚悟はしておいてください。
特に海戦中は船体が動くので、特に酔いやすいです。設定でも対応は可能です。
■小型・中型艦しかない
たしか、まだ戦列艦はない時代だったはずですが、それはなくとも大型艦は実装されるのでしょうか?
■オンライン専用ゲームであること
最大の懸念点はここです。このゲームは常時オンライン接続していないとプレイできません。
つまり、半年でサービス終了を発表したスクエニの超有名ゲーム「BABYLON'S FALL」のように
サービス終了がしたら遊べなくなってしまうんですよ。
同作品よりもサービス終了の可能性は少ないですが、
早めのオフラインモードの実装を期待したいです。
「ゲーム起動時や、ルーム作成後にネットワークを切ればいい」と思ったそこのあなた。
残念ながらタイトルまで戻されてしまいます(最初は「なんやねん!」と思いました)
■一定時間操作がないとログアウトされる
地味ですが気になっているところの1つですね。
サーバのトラフィック抑制やアクセスの改善をするためか、一定時間操作がないとタイトルに戻されます。
「ゲームをしないときはログアウトしておけ」と言われたらその通りなのですが、
オンライン専用ゲームで少しの離席でログアウトって…正直、どうなんだろうって思います。
■アイテム収集システムがめんどくさい
陸に降りれる個所が限定されているところをお伝えしたのは先の通りです。
では、フィールドアイテムは…というと…
タイミングよくボタンを押すことで入手できるようになっています。地味にめんどくさい。
自動採取オプションもありますが、ボタンを押さない代わりに時間がかかるようになります。
また、
海戦で得るアイテム、海上に浮いているアイテムは
自動取得の対象外
になっています。ここが意味わからないと思いますね。なんで、そこは自動じゃないんですかと。
<<評価点>>
■海の表現が非常にきれい
海賊ゲームということだけあり、海の表現は非常に豊かで急に悪天候になったり晴れたりします。
浅瀬のエメラルドグリーンは特にキレイで、海の上で眺めているだけでも十分時間が過ぎていきます。
フラミンゴや小魚の群れやイルカ、サメやザトウクジラなど海ならではの見物も多くあります。
個人的には、どのゲームも明るすぎるのでReshadeで調整を入れているのですが、
おかげでだいぶ落ち着いた感じになったかなと思います。人によると濃い色に見えるかもしれません。
Reshadeだと黒をより強くできたりするので夜っぽさが出ていい!
もう普通に移動しているだけでも楽しいです。
ミッションを進めるときになると「苦」になりますが、フリーで移動しているときは楽しいですね。
■海戦が楽しい
THE ロマンというべきか、大砲などで敵船を攻撃して沈めるのは海賊船ならではだと思います。
スクリューがないこの時代で、風の力を利用して接敵し接近戦を挑むのも1つの楽しみです。
それゆえに、船上での対人戦闘が実装されていないのが残念でした。
望遠鏡で戦利品を確認して、欲しいものがあったらレベル差をみて突撃!
ちなみに船首・甲板(左右)、船尾(中型クラス)、副砲(中型クラス)に武器を設置出来ます。
操作方法は「アサシンクリード4」と一緒でカメラの向いている方向で武装が変わります。
船首方向にカメラが向いているときにL2(ターゲットボタン)を押すと船首武器に。
左右をむいていたら甲板武器に変わります。副砲はL1で使えます。
どちらも発射はR2で行えますが、敵も動くので適切に操舵して攻撃する楽しみがありますね。
■マップが広い
マップはかなり広く作られています。だいたいゲーム内距離で対角45kmくらいです。
マップ中央から左上の一部(だいたい1/6?)は、まだいけなさそう。たぶん最後のシーズンで解放かな?
停泊地や貿易拠点もそこそこな頻度で設置されているので、
”ついでに”といったオープンワールドあるあるの寄り道もついついやってしまいます。
また、採取物だけでなく座礁船・沈没船からもアイテムが入手できるので、頻繁に寄ったりします。
🌳…木材が採取できます
🐟…サメや魚が採取できます(ほかにも環境生物ようにアイコンがあります)
⛵…沈没船からアイテムをパクれます
ほかにも布や金属、象牙などもあり、場所に応じて取引額がかわったり、貿易要素があります。
■要求スペックが低い
要求スペックを見る限りでも解像度が4K、グラフィック設定ウルトラで60FPSであれば
第11世代のCore i5か、Zen2のRyzen5 5600XにRTX3060で行けるようです。
私の場合、Ryzen7 7800X3DとRTX4090なのでめちゃくちゃ余裕ですね…。RTX4090過剰過ぎる…
<<とりあえず>>
アサシンクリード4のリマスターを出してくれ。
本当にこれに限ります。現在は8000円近い価格で売られていますが、適正価格とは思えません。
個人的には、5500~6000円程度が適正価格だと思っています。シーズン式だそうですけど高すぎる…。
正直、アサシンクリードを海賊重視にした作品と想像していたのですが、人間がおまけレベルでした。
海賊だったら、陸でも人564させてくれませんか?海賊ってそうやってのし上っていくものでしょう?
探検要素もほぼないので、それであれば船のほうに全振りしてほしかった。
販売されたことはうれしいですが、完成度も「アサシンクリード4」以下で、
10年という歳月を考えると圧倒的にボリュームが足りていないなと感じてしまいます。
そう感じる方もきっと多いと思っています。正直、微妙すぎます。
あと、今時のゲームグラフィックスにしてはかなり弱いように見えます。もう少し頑張ってほしかった。
とくに、ウォッチドッグスにあった航跡波(ケルヴィン波)が立体的ではなく、
<ウォッチドッグス>
<スカボ>
ただのテクスチャで表現されているところは船がメインである以上、残念というほかなかったです。
なので、「アサシンクリード4」か「アサシンクリードローグ」のリマスターを作ってほしい。
正直、何を楽しみにあそべばいいのか全然わからないんです。全部中途半端で。
あとオンライン専用にありがちですが、少し遊ぶのをやめて間が空くとすぐに差を広げられてしまう。
という点がありますね…。オフラインがないので、まったり遊んでいたら置いて行かれる…とか。
このブログで改善点を上げるとしたら以下の点でしょうか
・ファストトラベルを無料にする
・海上アイテムの自動取得を可能にする
・接近戦のムービーを無効にする
・自動ログアウト機能をなくす
・NPCでもいいので船団を作れるようにする(ぼっち用にお願いします!)
・オフラインモードを実装する
・アサシンクリード4のリマスターを発売する
ぶっちゃけ、アサクリ4のリマスター・リメイクはが遊びたいのは本音です。
このゲームをプレイして強く感じたのはそれでした。3までリマスターされていますし…出ますよね??
また津田さんクリードやりたいんで!!期待していますね!!
(正直、今のUBIはアサクリのCode:REDしか期待できなくなっちゃいましたね…)