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ファイル共有サーバをアップグレードしました

 

いまやGoogleDrive、OneDriveやiCloudなどネットワークストレージをサブスクリプション契約して

容量を購入する時代。そんな中、自宅のファイル共有サーバをアップグレードしてみました。

どうも、ニートになって2か月超えた ばる です。

 

購入した(していた)のは、GMTTechnologyのミニPC。

ミニPCといえば、「MINISFORM」のパソコンが真っ先に出てくるイメージがあります。

ただ、こちらはメモリ8GBでストレージが128GB。クーポン付けたら18000円でお得だったのでこちらに。

 

実はO365契約で1TBのOneDriveを持っていますが、今回敢えてこちらを強化したのには理由があります。

著作権がらみのデータを無意識にアップして検閲されないため

②これ以上サブスクリプション契約にお金を懸けたくないため

③自宅LANで快適にデータのやり取りを行いたいため

④ファイルシェア機能を使い、64GBのiPadでも大容量動画を再生したいため

最近はオンラインストレージもいろいろ検閲されていそうなので、その辺の事情も踏まえて、

例えば動画データであったり、音楽データは手元で控えるようにしています。

 

もう1つが、今手元にあるraspberrypaiだと、2TBまでしか認識しません…。

Steamのゲームや動画も入れると2TBでは到底足りません…。そこも買い替えの原因の1つですね。

ドキュメントフォルダも90GBくらいありますからねー…

 

特に何も印刷されていない、シンプルな箱。左上にありますが、標準は「Windows 11 Home」です。

今回はリモートデスクトップなどいろいろ行いたいので「Windows 10 Pro」を購入しています。

過去に格安だった時に購入して余っていたライセンス分ですねー。

 

付属品

本体とACケーブル、そして紙類です。顔は…映ってない!という程度に本体は反射します。

 

ACケーブル

二股ケーブルではなくてまさかのDCジャック。見た瞬間に「ええ…」となりました。

互換の利かない製品はやっぱり嫌いですね…。変換器を使えばいいのですが、怖いのでこのまま使います。

 

本体正面

左から電源ボタン、MicroSDスロット、フルサイズのUSB3.0ポートが3つです。

大体のミニPCに比べてUSBポートが1つ多いのが特徴で、USB-SATA接続のHDDが多くつけられるのも

本機を選んだ理由の1つですね。筐体はプラスチックです。

 

本体背面

背面には左からケンジントンロック、DCジャック(給電)、フルサイズのUSB3.0が1つ。

HDMIとディスプレイポートが1つずつ、LAN端子とイヤホンジャックがあります。

厚みはiPadProの4枚分くらい、ファンレスなので静音性もばっちり。

 

スペックはCeleron J4125なのでcore m3より少しいいレベルですね。

メモリが8GBもあるのでWindows11でも動きそうですが、CPUが…なので起動時間は遅く感じます。

ですがファイルアクセスに使う程度なのでスペックはそこまで考えていません。

むしろ静音性と本体サイズを重視していたのでちょうどいいサイズでした。

 

初期セットアップ

初期OSがWindows11 Homeなので、Windows10 Proに変更します。

あらかじめ、WindowsADKなどでUSBメモリを消費してWindowsPEを作成しておきます。

OSインストールの際にLANをつないでプロダクトキーを入れれば、自動的にProをインストールします。

 

まずサインインした後、Chromeをインストールします(ファイルサーバ機、常用機双方)。

Chromeリモートデスクトップを双方にインストールします。

remotedesktop.google.com

Chromeデスクトップは、GoogleChromeがインストールされていることが条件ですが

リモートデスクトップツールではおなじみ「Brynhildr」のようにセッションを共有することができます。

わたしも初めて使いましたので、少々雑な説明になることご容赦ください。

拡張機能としてインストールされます。操作したい側(常用機)でChromeからリモートデスクトップを選択。

左メニューの「SSH経由でセットアップする」を選択します。

URLが表示されますので、そこからMSIをダウンロードし接続先(ファイルサーバ機)にインストールします。

今回はファイルサーバ機を固定IPにし、Windows標準のリモートデスクトップ接続でインストールしました。

接続先の端末で、コマンドを実行しろと表示されます。

コマンドプロンプトでもPowershellでも、Windowsの場合はどちらでも構いません。

あとは接続用PINコードを接続先で設定し、こちらからつなぎに行くだけです。

Chrome上で動作するので、接続元はある程度メモリがあったほうがいいです。

無事に接続できました。接続先の画面をロックすることなく操作できるのは便利です。

ただし、MSTSCとは異なり、接続元のファイルをコピーして直接貼り付けることはできません

この状態で、外付けHDDを差し込んでファイル共有設定を入れていきます。

 

最後に、家中のパソコンからアクセスできるかを確認します。エクスプローラーから「ネットワーク」

表示されていない場合は、同じネットワーク内に接続しているかも確認してくださいね。

そこから先に進めない場合も、ファイル共有の設定を見直してください。

あとはバックアップしたいデータを流し込んでいきます。

インストーラーなどはネット上で拾ってこれますが、MediaGoなどもう存在しないアプリはとれません。

なので、こういったファイル共有環境でずっと保管しておきたいですね。MusicCenterは使いにくいし…。

あとは動画データも一緒に全部移動しておきました。

パソコンで動画は基本的に見なく、スマホタブレットに入れて電車の中で見ることが大半なので、

Blu-rayから吸い出してmp4データにして保管していますが、容量が莫大なので困ってました。

今までは、その容量分のストレージを入れ替えたり移し替えたりと面倒だったんですよね。

ここで動画を一括管理しておけば、パソコンをフォーマットして「あああああ!!!」なんてなりませんし。

あと、同じLAN内なので転送速度は普通に100MB/s出ます。帯域も気にしなくていいので楽ですねー。

 

動作について

本機にはBluetoothWi-FIが搭載されています。

そのため、タブレットをパソコンにつながずともネットワーク経由でファイルのコピーができます

モニターや余計なケーブル類は接続する想定にしていませんので、この点は非常にGOODかなと思います。

そしてこの価格、と考えたらCPUに目を瞑ればコスパは十分いいのではないでしょうか。

ただ、CPUが価格相応なのでWindowsUpdateで重くなります。

Atomシリーズやもう少し世代の古いCeleronに比べればマシですが、CPU80%越えになることも。

なので、用途に合わせた適切なCPUを選ぶのがいいと思います。

メモリは8GBしかないので常時半分は使っています。増設不可の為メモリを使う処理には向いていません。

 

もちろんですが、ゲーム用途には向いていません

ブラウザゲームは可能でしょうけど、そんなことはメインPCでやればいいだけですからね。

ちなみにですが、もともとがWindows11HomeだったのでWindows11へのアップグレードもできます。

Windows11はまだ使い慣れていないんですよね…

 

 

ということで、自宅のファイル共有サーバをアップグレードした、という話でした。

このパソコンを設置したことで一番大きかったのは、iPadAndroidへの動画転送です。

iPadの場合、iTunesが必須でしたが、「nPlayer」というアプリのもつファイル共有のおかげで

メインPCの電源を入れて繋ぐことなくファイルのやり取りができます。ほんと便利ですよ!