兵庫県にある 白くて美しい佇まいから呼ばれる白鷺城こと姫路城へ行ってきた日記。
第2弾はいよいよ天守閣に登るところからのスタートです。
スマホで見たらそうでもなかったのですが、パソコンで見るとノイズがひどかったので
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□地下1階
入ってすぐ、まずは百間回廊同様に「靴を抜いで」登る必要があります。
こちらも床がめちゃくちゃ冷たいのと、滑りる上に階段も急なのでいかには気を付けたほうがいいかも。
①冷え性の方
足元からガンガン冷やされるので厚めの靴下を履いたほうがいいです。
わたしの指先はキンキンに冷えているのですが、ここを登っているうちに風邪をひくと感じたくらいです。
②スカート
段差がきついので膝周りが動かしやすいもの、また下から覗かれない服装がGOODです。
アメリカから訪問されているご夫婦とお話したのですが、「スカートは上るにも降りるにも危険ですね」
とおっしゃられていました。
③足腰の弱い方
最上階まではご自身の「脚」で登りますので、急がずゆっくり登ってください。
エレベーターはないように見えたので、無理せず途中で引返すことも大事です。
ご自身のペースに合わせてください。
靴下に滑り止めがついているものがありますが、かなり楽になるかもしれません。
ただ、床の木材を傷つける可能性もあってNG出るかもしれないので、そこはスタッフに確認しましょう。
上着も着込んでいきましょう。昨今の影響で窓は空いたままなので風通りがめちゃくちゃいいです。
一応地下1階だそうで、そこには武具庫があります。
また石垣の傾斜に沿って傾斜のかかった板もみることができます。
水をためておく「流し」もあります。今回は見れませんでしたが、厠も数か所設置されているようです。
(「おほー!これが昔のトイレか!」なんてリアクションは出ない気がしますね)
例によってこの急傾斜の階段が、最上階まで続きます。
三十路に入って運動不足気味な私でも登り切れましたが、割と体力を持っていかれました。
疲れても「飲食禁止」なので飲むこともできません。そこはご注意ください。
□1階
1階に上がると格子窓から姫路市内を一望できるようになります。
ですが、ガラス窓なんていう甘いものはありません。吹き曝しでめちゃくちゃ寒いです。
当時はこの窓から銃を構えて撃ったのだそうです。銃眼、と呼ぶそうですね。
あとで知った話ですが、壁全体に漆喰をぶ厚く塗ることで耐火性にも優れているんだそう。
1階だと窓があるので御覧のとおりですが、かなり明るくなります。
今だと刀や火縄銃のレプリカを見ることができます。多くの方が釘付けになって写真を撮ってましたね。
この長い廊下は「武者走り」と呼ばれているようで、敵兵に射撃を浴びせることが目的だそうです。
柱下の出っ張った四角い木材は耐震補強で設置されたものだそうです。
これもなかなか秀逸…。ただ、「ござる」ではないのが惜しいところです。
□2階
ちょーっと高くなってきたかな?という感じです。見た目上1階と一緒です。
2階には武具庫がありました。しかも結構な大きさです。
こういったところに、火縄銃や槍を置いていつでも持ち出せるようにしてたみたいですね。
この上には用具掛けと言って、火縄銃用の火薬などを詰めた袋をぶら下げるスペースがあります。
案内されている方によると、すぐにとれるよう竹製で作られていたのだとか。
帰るときに気が付いたのですが、2階から1階に降りるとき、階段に扉がありました。
下から攻め込まれるのを防ぐためのものだったのでしょうか?
□3階
ここからは、場所も高くなり風も強くなってくるので見張り用の窓も高い位置になってきます。
なので外の景色が拝めなくなってきます。残念。
こんな感じで内側までは風が入ってこないような仕組みになっているんですね。
たしかこの階で、アメリカからのご夫婦にお会いしていろいろ聞かれました。
Google翻訳片手に悪戦苦闘しましたね…。スタッフさんがいないときに聞かれるんだから…。
画面右側の上にある小窓は、そこから火縄銃で侵入者を狙い撃ちできるようになっているようです。
実は3階には人1人が入れる小さなスペース、「武者隠し」が四隅にあります。
ここで鉄砲を構えて待ち伏せることもできるのだそう。いろんな機構がありますね。
ちなみにこのフロアには外につながっている窓があるらしく、そこから4階にもいけるようです。怖い!
□4階
4階も窓の位置が高くて外を見ることはできないし、階段も登れないようになっています。
3階から4階まで瓦屋根を伝って入れる入り口がこのフロアの北西にあるようです(写真撮り忘れ)。
なんというか上に行けば行くほど景色も見えず、見るものも少なくなってきましたね…。
□5階
とにかく薄暗い部屋で、広さは70畳くらいなんだそう。なんともリアクションしがたい広さ。
ちなみに、階段はめちゃくちゃ急で上がれば上がるほど強くなってきます。
スタッフさん曰く、4~6階は51度もあるそうな…。ほかの城にはもっと急斜面な階段があるとのこと。
まじかよ…って思いました。床面積が狭くなるので、こういった傾斜にするしかなかったんでしょうね。
□6階
ひーこら言いながら、だいたい110段ほどの階段を上ってたどり着いた最上階。
お城といえば、もっとこう煌びやかなイメージを持った方も多いでしょうが、めちゃくちゃ狭い。
刑部神社(おさかべじんじゃ)と呼ばれる姫路城の守護神が祭られているだけ。
ですが、四方が見える上にかなり高い位置からなので姫路市内を一望でき、疲れが吹き飛びます。
あ、ちなみにめっちゃ寒いです。
それと、あの階段を下りないといけないと思うとちょっと辛いです。
□帰路
戻る際ですが1階に火縄銃と槍のレプリカを見ることができます。
また、姫路城の骨組模型も見ることができました。今と違ってクレーンやCADソフトもない時代に
ここまで精巧に組み上げていく建築技術があるだなんて、昔の人って本当にすごいですよね。
しかも耐震性能は、今の建築技術よりも高いとか言われていたようですし。
ちなみに百間回廊に入った場合、ビニール袋をもらっていると思うのですが、
そのまま捨てずに持っておいたほうがいいです。天守閣に入るときも靴を持って入りますので
それを使いまわしたほうがいいと思います。あえて「さらっぴん」とルピを振るセンスが好きです。
そうして外に出てきたころにはもう15時過ぎ。空はいつの間にか晴れ渡っていました。
やっぱり「白鷺城」って言われるほどなので、きれいに映したいですよね。
なので晴れてくれてすごくうれしかった。ずっと曇ってたらいい絵にならなかったですから。
さて、実はこの後に「好古園」にもいっています。
なので姫路城編はもう少し続きます。もう少しお付き合いくださいませ。それではまた!